子どもの自閉症:どこから始めるか
このサイトのテストは大人向けの自己記入式で、お子さんには使えません。このページは、幼児や学齢期のお子さんのことで調べている方のために、日本で実際に使われている道筋をまとめたものです。
お子さんにRAADS-Rを受けさせないでください。大人が自分の人生全体について答える形式で、子どもには当てはまりません。ここに書いた窓口のほうが、はるかに役に立ちます。
乳幼児健診という入口
日本でいちばん多い気づきのきっかけは、市区町村の乳幼児健診です。1歳6か月児健診と3歳児健診が、発達の様子を見る定期の機会になっています。
ここで気になることがあれば、保健センターでの経過観察や、専門機関への紹介につながります。心配なことがあるときは、健診を待たずに保健センターに相談してかまいません。
相談できる場所
| 窓口 | できること |
|---|---|
| 市区町村の保健センター | いちばん近い相談先です。乳幼児健診を行い、必要に応じて次の機関につなぎます。 |
| 児童発達支援センター | 就学前のお子さんの発達支援を行います。相談と、通園の形での支援があります。 |
| 発達障害者支援センター | 都道府県と政令指定都市の相談拠点で、子どもも対象です。どこへ行けばよいかを尋ねるのに向いています。 |
| 小児科・児童精神科 | 診断が出る場所です。児童精神科は数が少なく、待つことが多いです。 |
| 教育委員会・就学相談 | 就学の前後で、学校での支援の相談先になります。 |
何歳から調べられるか
専門機関では2歳前後から評価が行われることがあります。ただし早い時期の評価は、時間をかけて様子を見る形になることも多く、一度で結論が出ないのはふつうです。
診断がつくのを待つ必要はありません。日本の制度では、診断の前でも支援につながれる場合があります。保健センターか児童発達支援センターに聞いてみてください。
使われる道具について
M-CHATは幼児向けのスクリーニングで、保護者が答える形式です。日本語版があり、乳幼児健診の場面で使われています。
ADOS-2は専門家が行う構造化された観察で、ADI-Rは保護者への構造化面接です。どちらも訓練を受けた専門家が実施するもので、自分で行うものではありません。
これらの質問票はいずれも著作権で保護されており、このサイトでは内容を説明するだけで項目は複製していません。オンラインでお子さんを診断することはできません。
保護者ご自身のこと
お子さんのことを調べているうちに、自分の子ども時代に心当たりが出てくる方は少なくありません。よくあることで、自閉症には家族内での集まりがあります。
ご自身のことが気になった場合は、このサイトのテストはそちら向けです。大人の自閉症から読んでください。
このページにあるものは診断ではなく、医学的な助言でもありません。お子さんのことは、保健センターか医療機関にご相談ください。お問い合わせ。
